「野菜はなんでも良い」と書きましたが、もうすこし具体的に、私がよく使う野菜の材料・分量の一例を書きますね。
<野菜の材料と分量例①>
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①春菊‥‥‥100g 電子レンジに少しかけると使いやすい
②小松菜‥‥100g
③モヤシ‥‥1/2袋 レンジに30秒かけたあと、さっと水で洗う
④人参‥‥‥ピクルスにしたもの一本
⑤豆苗‥‥‥70g
⑥フレンチドレッシング ‥200cc
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フレンチドレッシングはエキストラバージンオリーブオイルを30%、酢を10%の割合で混ぜたものです。
以上の野菜をフードプロセッサーかミキサーにかけるのですが、ミキサーにかける場合に、フレンチドレッシングを加えます。
春菊はβカロテンやカルシューム、マグネシューム、カリューム、葉酸などの栄養素を多く含んでいます。βカロテンが特に豊富で抗酸化作用があります。アンチエイジング効果や生活習慣病予防が期待できます。
小松菜は、むくみや高血圧を防ぎます。
もやしには食物繊維がたっぷり。低カロリーで栄養豊富です。
人参は免疫力アップにも役立ちます。
今回のレシピでは、酢玉ねぎを使わず人参のピクルスを用いました。
ベジフルソースに入れる材料は旬の野菜で結構です。
今の季節なら小松菜が良いですね。
小松菜にはカリウムとカルシウムが多く含まれます。鉄分も豊富です。しかし、これらの栄養素は水溶性なので、加熱して食べようとすると減ってしまいます。べジフルソースにすれば、そのままの栄養を摂り入れることができるのです。
小松菜の他、ほうれん草やブロッコリーを加えても美味しく作れますよ。ブロッコリーを使うときは茎も加えましょう。
ベジフルソースのレシピです。
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①適当にカットした季節の野菜、お酢につけておいた酢たまねぎをミキサーに入れる
②水分は一切加えない
③このままミキサーを回すが、回らないときは回るようになるまでフレンチドレッシングを適宜加える
④フレンチドレッシングは、お酢1:エキストラバージンオリーブオイル3の割合
⑤ミキサーがスムーズに回転して、全体が滑らかに混ざったら出来上がり
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スイッチを入れると、ミキサーはしんどそうな音を立てます。スムーズに回るようになるまでフレンチドレッシングを適宜加えていきます。
生野菜が持っている水分以外の水は必要ありません。塩も加えません。野菜本来の風味を楽しみます。
酢玉ねぎにお酢が入っていますし、フレンチドレッシングにもお酢とオリーブオイルが含まれていますので、できあがったソースは日持ちします。色も止まりますし、冷蔵庫の中で3〜4ヶ月は腐りません。
ベジフルソースはいろんな方に、ピーナッツバターの空容器に入れて差し上げています。
試食した方からは「お腹の調子が良い」と喜びのお声をいただいています。
12月に入り、クリスマスのセミナーがはじまりました。
先日は企業にお勤めの男性社員8人ほどがアール・アカデミー関西に集まり、クリスマスリースを手作りしました。
リースの台は庭の枝や山の蔓草など自分で編んでも良いのですが、花材店でクリスマスリース用のリース台が購入できます。輪の大きさは自由です。
他に準備するものを下記に記します。
・ワイヤー(24〜26番)
・黄金ヒバ
・ゴールドリボン
・クリスマスカラーのリボン
・ラフィア(紙製のリボン)
・シナモン
・松ぼっくり、サンキライ(赤い実)などクリスマスの植物
この他に素材を接着するアクアグルーがあると便利でしょう。
写真左のように、輪に時計回りでヒバを針金で巻き付けていきます。
また、飛び出したヒバの葉はゴールドリボンでまとめていくと良いでしょう。
松ぼっくりとヒイラギはあらかじめワイヤーでひとまとめにしておきます。
シナモンもラフィア (紙製の紐)でまとめておきます。
これらを輪の上にワイヤーで止めていきます。
サンキライの赤い実はグルーで貼り付けると簡単につきますが、ワイヤーで止めても良いでしょう。
最後にクリスマスカラーのリボンを止めればクリスマスリースの出来上がりです。
「リースって手作りできるんですね〜」と、みなさん夢中で作っておられましたよ。
だいたい40分で完成しました。
そしてご自分の手作りのリース(直径40~50cm)を喜んでお持ち帰りになりました。
お忙しい毎日をお送りの皆さま、良いクリスマスとお正月をお迎えくださいね。
ベジフルソースがどのような食べ物なのかをご紹介しましょう。
ミキサーの中に旬の野菜をぎゅうぎゅうに詰め込みます。野菜だけだと水気がなくてミキサーが回らないので、ミキサーが回転するぐらいに「フード・ドレッシング」を上からたら〜っと回しかけます。そしてミキサーのスイッチをオン。たったそれだけです。
ミキサーが回らないようだったら、フレンチドレッシングを追加します。水分は入れません。
フレンチ・ドレッシングには塩と胡椒を加えていません。エキストラバージンのオリーブオイルを3、お酢を1の割合で混ぜ合わせたものです。このドレッシングを瓶などに入れておき、いろいろな料理に使用します。
わたしはベジフルソースにはあえて塩を加えていません。野菜の旨味と甘味だけで十分おいしいのと、料理やパンに合わせて食べますから、料理そのものの味を邪魔しない塩なしで良いのです。
材料にする野菜は、今なら小松菜、ほうれん草、ブロッコリーなど、季節の旬の野菜を数種類。人参を加えても美味しくできます。野菜はすべて、ミキサーに入れやすい大きさにざっくり切っておきますが、皮は剥きません。
玉葱も必ず加えます。ただし玉ねぎは、刻んで甘酢につけておいた「酢玉葱」を使います。酢玉葱も常備しておくと良いですよ。
キャベツもときどき使います。全体のかさが増えますが、キャベツの栄養価はあまり高くありません。トマトは種があるのと水分が多いという理由で、このドレッシングには使用しません。入れる野菜によって、色が変わるのも楽しみの一つです。
エキストラバージンオリーブオイルと酢が入るので、保存可能です。瓶や容器に入れておけば、冷蔵庫で3〜4ヶ月はもちます。
我が家では、朝食ならばトーストにぬったり、オムレツにトッピングしたり、夕食ならば肉や魚の主菜につけ合わせたり、何にでも使用しています。
ベジフルソースは野菜の栄養をそのまま手軽に美味しく摂れ、しかも野菜なのに日持ちする、まったく新しい野菜の食べ方です。
2023年の十五夜は満月でした。明るい月の光を浴び、秋がやっと来たのだなあとホッといたしました。
お久しぶりです。山口泰子です。みなさま、お元気でお過ごしでしたか?
アールアカデミー関西も、食空間コーディネートの業務も長い間、お休みさせていただいておりましたが、順次、活動を再開しております。
アールアカデミー関西ではまず、上級の研究会を復活させました。
目下の研究テーマは『ベジフルソース』です。ベジフルソースはコロナ休業中に私が考案した、画期的な新しい野菜のいただき方です。
野菜のうまみと栄養をソースに凝縮して、忙しい方でも簡単に野菜の滋養を摂っていただける方法です。
野菜の栄養や調理のプチアイデアを盛り込みながら、ソースの開発やお料理・暮らしのエピソードを紹介するブログを新たに始めたいと思います。ベジフルソースと共に暮らす習慣をぜひ、みなさまの生活に取り入れていただき、健康で豊かな毎日をお送りくださることを心から願って書き進めて参りたいと思います。
ぜひご愛読ください。