野菜の栄養を手軽に美味しく食べる

 ベジフルソースがどのような食べ物なのかをご紹介しましょう。
 ミキサーの中に旬の野菜をぎゅうぎゅうに詰め込みます。野菜だけだと水気がなくてミキサーが回らないので、ミキサーが回転するぐらいに「フード・ドレッシング」を上からたら〜っと回しかけます。そしてミキサーのスイッチをオン。たったそれだけです。
 ミキサーが回らないようだったら、フレンチドレッシングを追加します。水分は入れません。

 フレンチ・ドレッシングには塩と胡椒を加えていません。エキストラバージンのオリーブオイルを3、お酢を1の割合で混ぜ合わせたものです。このドレッシングを瓶などに入れておき、いろいろな料理に使用します。

 わたしはベジフルソースにはあえて塩を加えていません。野菜の旨味と甘味だけで十分おいしいのと、料理やパンに合わせて食べますから、料理そのものの味を邪魔しない塩なしで良いのです。

 材料にする野菜は、今なら小松菜、ほうれん草、ブロッコリーなど、季節の旬の野菜を数種類。人参を加えても美味しくできます。野菜はすべて、ミキサーに入れやすい大きさにざっくり切っておきますが、皮は剥きません。
 玉葱も必ず加えます。ただし玉ねぎは、刻んで甘酢につけておいた「酢玉葱」を使います。酢玉葱も常備しておくと良いですよ。
 キャベツもときどき使います。全体のかさが増えますが、キャベツの栄養価はあまり高くありません。トマトは種があるのと水分が多いという理由で、このドレッシングには使用しません。入れる野菜によって、色が変わるのも楽しみの一つです。
 エキストラバージンオリーブオイルと酢が入るので、保存可能です。瓶や容器に入れておけば、冷蔵庫で3〜4ヶ月はもちます。

 我が家では、朝食ならばトーストにぬったり、オムレツにトッピングしたり、夕食ならば肉や魚の主菜につけ合わせたり、何にでも使用しています。

 ベジフルソースは野菜の栄養をそのまま手軽に美味しく摂れ、しかも野菜なのに日持ちする、まったく新しい野菜の食べ方です。
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